Pioneer House Up to Date

Pioneer House Up to Date

2023-04-25
計画は大潟村入村時に住民に提供された開拓者住宅を紐解くことからはじまりました。
当時のライフスタイルのトレンドを提供し、統一したスカイラインを目指して作られた三角屋根。後にこれが落雪等の問題を引き起こすことで村民に嫌われ、現在の村の姿が形作られたこと・・・当時の技術者の理想と現実の隔たりから改修され、解体されていった開拓者住宅を巡る事情に触れ、理解した上で計画を進めています。

ご主人の実家である当該敷地に建築できる建物は一棟のみというルールが存在します。現状は開拓者住宅の西(写真左)に両親が住む住まいが増築されており、開拓者住宅は冠婚葬祭用スペースと倉庫等に改修されていました。日射を考慮し倉庫部分を延長する形で住宅を増築していきました。

平面はライフスタイルに沿ったワンルーム構成とし、片付けをしたくないご家族の為に二重動線化を行い「気づくと片付いている」状態を実現する計画をしています。
結果、子供部屋へのルートはリビングを必ず通過することになり必ず家族の目に触れられる親心にも応える現代的な動線です。

子供達は長女と長男。小さなスペースに夢一杯の機能を詰め込み、これから巣立つまでの時間を記憶に残すことの出来るような工夫を。ご主人は秋田市勤務の会社員。定年後に農家として暮らすことを目的として人生設計を行っています。まさに現代の開拓者です。

その開拓者精神に呼応すべく、新しい住宅のアイコンとして採用したのが三角屋根でした。新たな屋根は既存のそれと棟木の位置を合わせ時代を超えた住宅に持続性を表現しました。
三角屋根の軒先には平らな屋根で落雪を受け止めるバッファーゾーンを設けることで雪が一気に落ちるのを防ぐ構造としました。

これは40年掛けて進化してきた屋根防水と断熱によるスガ漏れ防止の実現といった技術の産物であり、当時の技術者の理想を現代に蘇らせることとなったばかりではなく、入村及び開拓者精神の表現をシンボリックに表しています。

村内の評判は上々、当時夢見た理想郷の姿は保存・継承されていくでしょう。
40坪以下/増築/木製外壁

Pioneer House Up to Date

2023-04-25
計画は大潟村入村時に住民に提供された開拓者住宅を紐解くことからはじまりました。
当時のライフスタイルのトレンドを提供し、統一したスカイラインを目指して作られた三角屋根。後にこれが落雪等の問題を引き起こすことで村民に嫌われ、現在の村の姿が形作られたこと・・・当時の技術者の理想と現実の隔たりから改修され、解体されていった開拓者住宅を巡る事情に触れ、理解した上で計画を進めています。

ご主人の実家である当該敷地に建築できる建物は一棟のみというルールが存在します。現状は開拓者住宅の西(写真左)に両親が住む住まいが増築されており、開拓者住宅は冠婚葬祭用スペースと倉庫等に改修されていました。日射を考慮し倉庫部分を延長する形で住宅を増築していきました。

平面はライフスタイルに沿ったワンルーム構成とし、片付けをしたくないご家族の為に二重動線化を行い「気づくと片付いている」状態を実現する計画をしています。
結果、子供部屋へのルートはリビングを必ず通過することになり必ず家族の目に触れられる親心にも応える現代的な動線です。

子供達は長女と長男。小さなスペースに夢一杯の機能を詰め込み、これから巣立つまでの時間を記憶に残すことの出来るような工夫を。ご主人は秋田市勤務の会社員。定年後に農家として暮らすことを目的として人生設計を行っています。まさに現代の開拓者です。

その開拓者精神に呼応すべく、新しい住宅のアイコンとして採用したのが三角屋根でした。新たな屋根は既存のそれと棟木の位置を合わせ時代を超えた住宅に持続性を表現しました。
三角屋根の軒先には平らな屋根で落雪を受け止めるバッファーゾーンを設けることで雪が一気に落ちるのを防ぐ構造としました。

これは40年掛けて進化してきた屋根防水と断熱によるスガ漏れ防止の実現といった技術の産物であり、当時の技術者の理想を現代に蘇らせることとなったばかりではなく、入村及び開拓者精神の表現をシンボリックに表しています。

村内の評判は上々、当時夢見た理想郷の姿は保存・継承されていくでしょう。
  • 種別

    増築

  • 竣工日

    2018-03-31

  • 所在地

    大潟村

  • 工法

    木造軸組構造(在来工法)

  • 間取り

    3LDK

  • 敷地面積

    701.59㎡(212.23坪)

  • 延床面積

    115.93(増築部のみ)㎡(35.07坪)

  • 家族構成

    大人2名 / 子ども2名

  • その他

    2018年 第32回秋田の住宅コンクール優秀賞・建築士事務所協会会長賞